flying 19

日が過ぎ、ついに進級試験・・・テストの日が来た。
「ふぁ・・・」
「眠そうね、太一」
大きなあくびをしていると、後ろから空にポン、と軽く背中を押される。
「よ〜・・・。はよ〜空〜」
「おはよう。今日大丈夫なの?」
「おう・・・なんとか落ちないと思う・・・」
「がーんばりなさいよ〜?」
「わーってるって!」

ベルが鳴り、紙が配られる。
「いつものとおり、最初はペーパーテスト。
後日技量テストを行う。では、はじめ!」
教師の掛け声と共に、太一たちは用紙を表にする。
(これは答えを設定のところに載せるので、皆さん挑戦してみてください)

第一問

図の中の六亡星に、精霊の属性および名前を書け。


第二問

八神の属性および名前を書け。


第三問

『風の境目』の成り立ちを50文字以内にまとめて説明せよ。


第四問

次の問いの、正しいものにはマルを、間違っているものにはバツをつけよ。

@ 双月は、大きな方をシルヴァラント、小さな方をテアセラという。
A エレメントスクウェアとは、精霊の属性の属性のことである。
B すべての世界は、人間界、精霊界、神界、魔界の四世界に別れている。
C 法力は基本的に横文字だが、中には例外に縦文字として読まれているものもある。
  その中で『風送り』と呼ばれる限定特殊法術の正式名称は『ゲイル・スパン』という。
D 『ウンディーネ』と『ウンディーネ』を掛け合わた合成精霊を『セラシウス』といい、
  その合成精霊にさらに地の精霊を掛け合わせたものを『レジスト』といい、第3段階合成法術である。


第五問

神学の第一章にかかれているのはなんについてのことか?


他にもさまざまな事が書かれている。
法力とは数術(数学)とも密接なかかわりをもっているので、図形に関することもでてくる。
六亡星の問題がその代表だ。

ゴーン・・・と終了のベルが鳴る。
「そこまで!」
教師の言葉とともにペンを置く。
「では、明日は技量を見るので皆、最良の体調で来るように!
今日はここまで!」
教師はテスト用紙を集めると、教室を出て行く。
「どうだった?太一」
「うーん・・・八神や基本問題は解けたけどやっぱ数術に関するのは難しいなぁ・・・」
めずらしく弱気な太一に空は苦笑。
「だーいじょうぶよ太一!なんとかなるって!」
いつもは太一のセリフをを空が言う。
同じ言葉でも空がいうとこんなにも安心する。
「空ってさぁ・・・」
「母親みたいだな!」
「・・・はぁ!?」
いきなり言い出した太一に空は素っ頓狂な声を上げる。
「バカにしてんの?」
「違うって!安心できるって言いたいの!!」
キョトン、と空が言葉を失う。
「やっぱ太一、勉強のしすぎで頭どうかしちゃったんじゃない・・・?」
表情をまじめにしているだけに、空の言葉が真剣かどうかわからない太一は空!と怒鳴った。
「冗談よ冗談☆」
「お前なぁ・・・」
前言撤回、と太一は心の中で呟いた。

次の日の技量テストは第2段階合成法術以上の法術試験だった。
それぞれ各教室にいる2人の教師から課題を受け、発動する。
正確な言霊を唱えられ、どれだけ強力な法術を発動させられるか。それが採点の基準となる。
「では、まずは合成法術により雷の精霊を出してください」
教師からの第一課題は第2段階合成法術。
はい、と太一は頷き、すう、と神経を集中させる。
そしていつも通り、胸元に十字を切り、宙に六亡星を描いた。
「右手に宿りしは風を司るもの、『SYLPH』 ―シルフ― 左手に宿りしは水を司るもの、『UNDINE』 ―ウンディーネ― を我はおく。
汝らの力を持ちて我に新しき力を与えよ・・・。
合成精霊(フリンジ・エレメンタル)『VOLT』 ―ヴォルト― !!」
太一が右手と左手にそれぞれ持った風と水の法力を、パンッ!と両手であわせた。 途端、バジバジっと凄まじい音と共に、合成精霊を出した。
「ふむ・・・。では次はドリアードを出してみてください」
ドリアードは第3段階合成精霊の樹木の精霊だ。
太一は続けて唱える。
右手に宿りしは雷を司るもの、『VOLT』 ―ヴォルト― 左手に宿りしは地を司るもの、『GNOME』 ―ノーム― を我はおく。
汝らの力を持ちて我に新しき力を与えよ・・・。
合成精霊(フリンジ・エレメンタル)『DRYAD』 ―ドリアード― !!」
「・・・よろしいでしょう。では、ドリアードを使い、カウンタ・マジックを発動してみてください」
はい、と太一は返し、再び、集中。
「汝、我等の吐息と生を見守るもの。
緑の加護により、われらを汚すすべてのものから守りたまえ・・・。
―――――――――カウンタ・マジック!」
キン、という澄んだ音がすると同時に、太一を中心に丸い緑色の円が現れた。
「よろしいでしょう。術を解いてください」
教師の言葉と共に法術を解き、太一はふう、と一安心。
「あなたの試験は終了しました。今日はここまでです。家に帰ってください」
お疲れ様、と教師が柔らかく微笑む。
ありがとうございました。と太一は出る時に一礼し、教室を後にした。
「っし!」
自分の出せる限りの力を出した。
大きな失敗もしていない。
「大丈夫。なんとかなる」
祈りの言葉のように太一は繰り返す。
何はともかく、試験は終了!
久々に向こう・・・堕天使領地へ行こうと、太一は浮かれた気分で学校を去った。



☆NEXT☆


コメント

久々の更新です・・・(汗)
な、なんかワケワカメな気もしますが、リハビリということで許してください・・・(汗) あ、それからテストのところですが、書いてメールで送ってくださり、全問正解した方には何か差し上げようかと考えてますv
面白そうだな〜とか思いましたら、ぜひ挑戦してみてください☆