手の繋がりより近いもの


※ この話しには性的表現が含まれて居ます。
  ラビューは純情ラブよ!と言う方は見ないことをおすすめします。




あ。と、高く短い声を出し、神田が達した。
一瞬遅れ、ラビも神田の暖かいナカへとその欲望を注ぎ込んだ。
鍛えているにも関わらず荒い呼吸を遮る訳にはいかないので、頬や額に唇を落としていく。
「ユウ、愛してる」

そんなふうに身体を重ねたのが、つい二日前だ。

□■□

あれから翌日、ロンドンへの任務に駆り出され、神田は今教団にはおらず、ラビだけがだらだらと過ごしている。
ブックマンも丁度別の用事で街に下りているため、普段なら早朝に起こされるのだが、今日は久々に目覚ましを止めて寝過ごしてみた。
ふぁ、と大あくびをしつつようやく目が覚めたのが、お昼少し手前。
ぼりぼりと頭を掻きつつ、ラビはベッドから起き上がった。
そして、壁に飾られているカレンダーを見て、ふっと笑顔を見せた。
が、そのちょっとカッコいい笑顔はすぐに、えへらっとにやけたものに変わってしまう。
「えっへ〜今日はユウが帰ってくる日さ〜♪」
元々短期任務な上、場所もイギリス内なので数日で終わってしまうものだったのだ。
それが昨日の神田とのゴーレム連絡で、すぐに片付いてしまったので帰ると言うことだった。
廊下をまるでスキップでもするようなご機嫌な様子に、うっかりそんなラビを目撃してしまった団員は頬を引く着かせてしまう。
そんなご機嫌な様子でラビは、まず食いっぱぐれてしまった朝食と早めの昼食を兼ねて食堂へと向かうのだった。

そこで聞いた話に、ラビは思わず固まってしまう。

「どうしたんだよ、そんなに落ち込んじまって」
がつがつと歳相応の食欲を見せていると、後ろの席に座ったのだろう団員の会話が聞こえてきた。
「それがさー・・・昨日彼女に・・・・・・」
「あー・・・振られちまったのか」
別の団員が言葉を続けてやると、その振られてしまった団員が深く重い溜め息をついた。
ここで神田が居ればまず、
『そんなため息吐くくらいなら自分の部屋に行きやがれ。っつーか俺の目の前に現れるな。飯が不味くなる』
などと悪態を吐き捨てるだろう。
想像が容易く出来て、それはそれで恐い。
まぁオレには関係ねェな〜とラビは聞き耳を立てつつ、食事を消化していく。
「で、原因はなんだったんだよ」
慰め半分、興味半分で、笑いを含んだ口調で団員が尋ねる。
「・・・それが・・・」
「それが?」
「・・・・・・。『あなた下手クソね、いつも同じパターンでしか責められないの?サイテー。私とやるならそれなりのテクってもんを身に付けてきなさいよー』・・・て、」
カッシャーン
落としたのはラビの手に握られていたフォークだ。
石の床に落ちたそれは存外響き、後ろの団員、要するにラビが聞き耳を立てている連中にも気付かれてしまう。
「ほらラビ。落としたぜ」
と、その揶揄っていた方の団員がフォークを拾ってくれ、ラビに渡してくれる。
「あ、あーすまんさー。ぼーっとしてた」
「目やについてるぞ、ラビ。顔洗ってねぇな」
はははと笑いながら、団員は自分の席へと戻って行った。
はははとラビも笑い返しつつ、その顔はみるみる蒼白になっていく。
1番端の席をとってよかったと改めて思う。
今の自分は多分、今までで1番情けない顔をしているだろうから。
ぐるぐるとラビの頭を回るのは、振られたと言う団員の彼女の壮絶とも思える捨て台詞だ。
(下手、かどうかと言うとそれなりに上手いとは思うけど、そういえばユウってばあんま喘ぎ声出さないし・・・。
ただ照れてるだけかと思ったけど・・・そうだよな、慣らしてるとは言え元々受け入れる為の器官じゃねぇもんな。ユウ、すぐ無理するし・・・。
しかも神田が怒るからって言うのもあるけど、いつも正面位だけだし・・・テクって・・・テクって!!)
どの程度!!と、ラビがプルプルと震え出す。

良い気持ちが一気に急降下してしまった。

□■□

「おら、報告書」
帰って来たその足で、神田はまずめんどくさくて忘れない内にコムイに報告書を出す。
そしてすぐに踵を返すと、神田は自室へと向かう。
強行任務で無いとは言え、さすがに疲れる。
コムイの話しではラビはまだ任務には行っていないとのことなので、ラビとブックマンの部屋に行けば会えるだろう。
だがそれよりなによりもまず、今は睡眠優先だ。
こんな性格なので、言ってもまず信じてもらえないかもしれないが、神田は睡眠が好きだ。
そしてやはりこんな性格なので、自分の鍛錬の時間を睡眠時間に大幅に削られるのも嫌なので、つい早起きになってしまう。
だからある意味でラビとヤった次の日はぐっすりと眠る口実ができるので、その点は実にいいと思う。
(起きたら会いに行ってやるか・・・)
向こうが寝ている最中に訪れる可能性ももちろんあるが。
コキ、と首を回し、そしてドアノブに手をかけようとする。
――――したところで、
「っな!!」
ドアが開き、神田の手首を掴んで中へと連れ込まれてしまう。
ドスンと何かにぶつかり、その衝撃で目を閉じてしまう。
そして閉じた瞬間に眼が何か柔らかいもので覆われてしまった。
瞼を上げても同じ暗闇で、神田は突然のことに、だが怒りを覚えた。
「てめぇ!ラビ!わかってんだぞこの野郎!!なんのつもりだ!」
さっさと目を隠す布を結んでしまったラビは、すぐに解こうとする神田の手首を掴んで動きを制御する。
ぐぐ、と力の攻防は続いたが、結局勝者はラビだった。
スピード重視の神田と違い、ラビはパワー重視だ。
もちろん、同い年とは言え神田がラビに勝てるはずが無い。
「・・・いいか、五秒以内に解け。そうすれば一幻でなくゲンコツですませてやる」
「イノセンスでないのは嬉しいけど、ユウのゲンコツも痛いから、続行するさ。痛いのは後、後」
カッと激情した神田が再び抵抗を開始するが、ラビはやはりわかっていたように暴れる前に押さえ込んでしまう。
「てめぇ・・・帰って来た早々何しやがるこの野郎」
「何って、ナニさ、ユウ☆」
何だかとっても楽しそうな声が聞こえてきた。
「はぁ――――ッ?!」
怒り心頭に聞き直せば、またあっさりとラビは『セックス』と答えやがった。
どうしてコイツには俺の怒鳴りとか怒りが効かないのだろうかと更にムカムカする。
・・・それはもちろん、長年の付き合いで得た『かわし方』なのだが、ちょっとアホの子な神田は可哀相なことに気付いていない。
「オレはな、ユウ。変わろうと思うんだ」
「・・・・・・いいだろう。一応聞いてやろう。なんだ」
「オレはだなぁ、体位に挑戦して見せようと思、ゴフッ!」
「ああそんなこったろとおもったぜ!」
ガスッと大変鈍い尾を音を立て、唯一自由な頭を思い切りラビに向かって突き上げた。
ラビは大変痛そうにふるふると震えていたが、それでも神田を拘束している手は力すら緩めようとはしない。
「て、照れんていいって、ユウ。大丈夫さー!オレがちゃんとリードを・・・うぉう!」
またしても頭突きを喰らわせようと、神田が思い切り振りかぶったが、それはちゃんとラビも防いだ
と言うか、目隠しをされてもラビに一撃を食らわした方がすごい。
さすがは神田だ。
そしてそれでも懲りないラビもさすがだ。
ラビはクラクラする頭を横に振って戻すと、一度神田の腕を右に大きく振った後、その反対側に更に大きく振り上げた。
「う、わ…ッ」
更にもつれた足をラビが突っ掛けた為、神田は受け身も取れずにベッドへ転がってしまう。
しかも、神田が眼が見えないことにより反応が起きれていると、ラビがその上に覆い被さってきた。
「ラ、ビ〜〜〜〜・・・!!!」
地を這うような声を神田が出し、怒りオーラがピシピシとラビの肌を打つ。
さすがに恐怖を感じたが、どうせ殴られるのなら今離してただ殴られるより、良い思いをしてからの方がいい。
と言う訳で、企みは続行。
まずは、未だに暴れ続けている手を用意しておいたタオルで縛り、更に縛った手と手のその間のタオルにもう一枚タオルを通し、ベッドの柵へと繋いでしまう。
それでも、そのままにしておけばタオルくらい破いて脱出してきそうなので、とっとと神田を陥落させてしまうことにする。
唇に口付けると、まず噛まれそうなので、鼻の先にチュ、とキスを落とし、それから首を甘噛みする。
浮き出ている喉仏を舌を押し付けるように舐め、それからスライドさせるように団服の襟で隠されている鎖骨へと顔を移動させる。
その間に何度もキツく吸い、紅い華を散らすのも忘れない。
「この・・・痕は残すなッつってんだろ!!っつか、手ェ縛ってんじゃねェよこのド変態!!」
「だいじょぶさー団服で隠れるとこだしー。ユウに関する事で変態ならオレ否定しないし」
「しろよこのアホ!・・・!っつーか、その言いっぷりだと、団服着てねぇと隠れないとこだなこの野郎!!」
鋭い神田の指摘にはノーコメントで、ラビはことを進めていく。
ぎゃーぎゃー騒ぐ神田はまるっきり色気が感じないが、進める内に大人しくなっていくのは目に見えているから放っておく。
団服と下に着ている白いシャツのボタンを外し、更に顔を下げていく。
下げていくにつれ、やはり神田から罵倒の声は少なくなり、段々と息を詰めることが多くなる。
「東洋人って特に肌がきれーっつーけど、ユウはホントスベスベだよなー」
そう言いつつ、はだけさせた服の中に手を侵入させ、腹から胸にかけてその手を何度も往復させる。
腹・・・特に横腹に手が行くと、神田の身体がピクン、ピクンと揺らぎ、だが神田は必死にそれを抑えようとしているらしく、手に変に力が篭っている。
神田の様子を見つつ、ラビは神田が少し油断したところを見計らって、胸の小さな尖りをきゅっと抓んだ。
「あ、」
身体が一際大きく跳ね、小さく声が漏れた。
それからすぐに神田の頬が紅く染まる。
くすりと声に出さずラビは笑み、それからその薄桃色の尖りに舌を寄せた。
ペロリと右の乳首を舐め、それから舌でくにゅくにゅと押しつけるように舐め回す。
左側ももちろん放っておくはずも無く、絶えず指の腹で刺激を送る。
普段から敏感な神田だが、今は眼が見えない事で更に敏感になっているのだろう、背中が何度も跳ねる。
「気持ちい?ユウ」
伺うように聞くと、肌にかかる息だけでも感じてしまうのか、また身を捩った。
だがやはり口は衰えてはおらず、荒い息をしつつも罵倒が次々と口をつく。
「このクソ兎・・・!終わったら覚えてろよ・・・つか、早く終わらせて殴らせろ!」
その最後の一言にラビもムッとする。
と言うか、そう言うということはやはり気持ちよく無いと言うことなのか。
「・・・いーさ。オレのテクってもんを見せてやるさ・・・!」
「は?何言ってってテメー!」
ぎゃー!と一際大きく神田が声を張り上げたのは、ラビが神田のズボンのベルトを外し始めたからだ。
神田が暴れる前に、足をラビの足が上から押さえ込んでいるので、神田はただされるがままになっている。
そして、ズボンと下着を脱がしもせず、ジッパーを下げるといきなりその中に手を突っ込んだ。
「・・・ぅ、」
神田の口が一気にまた黙ってしまう。
容赦無くラビが神田のモノを攻めるので、思わず神田は逃げ腰になってしまう。
が、ラビが押さえ込んでいるため、実際足の指が握ったり開いたりを繰り返すだけで逃げることは出来ていない。
「や、め・・・ぅ、ッ」
中指と親指で輪を作り幹の部分を擦り上げ、人差し指で亀頭を刺激する。
その内人差し指にぬるりとした先走りが触れるようになると、その頃にはもう完全に神田のものは勃起していた。
ずっと息を詰めていたのか、ラビがようやくこするのをやめると、神田ははぁっと大きく息を吐いた。
抵抗がようやく緩んだので、ラビは神田を押さえ込んでいた足をどかすと、すぐにズボンと下着を取り払い、またそこに手をかける。
もちろんそこばかりを弄るのではなく、乳首や腹も触っては甘噛みをし、痕を残していく。
唇にキスをしないのは、噛まれると言うのもあるし、小さく漏れる吐息のような声を聞きたいと言うのもある。
ずっと弄っていたからだろう、流れる先走りがラビの手を濡らし、くちゅくちゃと卑猥な音を立て、ラビと神田の聴覚を刺激する。
時々尿道を爪でなぞってやると、神田から堪えきれない高い声が喉の奥から響く。
「・・・ッあ、・・・ふ、ン・・・!」
神田の下腹が痙攣し、腰が浮く。
神田が達する・・・前に、ラビは見越して神田の性器をぎゅっと握り締めた。
「く、ぁ・・・あ、ラ・・・てめ・・・ッ」
ラビが押さえても抑えきれなかった白濁した液体が、少しだけ先端から漏れたが達するには程遠く、イけない苦しみがぐるぐると神田の中を彷徨う。
そして更にラビはその痛いくらいに敏感になっている性器を更に弄るのだ。
これには神田も堪らず、高い声を出してしまった。
あ、あ、と声が漏れ、恥ずかしいのだろう、神田の身体が薄桃色に染まる。
力の入らない脚がシーツと毛布を蹴り、波打っては足元に布の塊を作り、それを神田の足の指がぎゅうと握りしめては離す。
「ツラい?」
「・・・てめ・・・ッ」
聞かなくても同じ男ならわかることをどうして聞いてくるのかと神田は更に怒りを募らせる。
ツラいに決まっている。
「そうだよな、ツラいよな。でももちょっと我慢してくれな」
そう言うと、堰き止めていた手と弄っていた手の両方が一片に離れていった。
それでもイけないのは、最後の刺激を与えられていない為だ。
神田が逃げることもイくことも出来ないでいると、すぐにまたラビの手が神田の性器に触れた。
そして、何か細いものが巻きつくのを感じる。
「な、ぅ・・・!」
紐だろうそれは、ぐるぐると何回かキツく性器に巻かれ、最後にまた強く縛られた。
それではラビの手が離れてもイくことができない。
ちゅ、と、ラビの唇が頬に触れた。
「すぐ気持ちよくしてやるから、我慢な」
ラビの声には少しの申し訳なさと、それ以上の興奮を感じられ、かぁっと神田は耳まで紅く染める。
ラビはもう一度頬にキスを落とすと、また身体を下半身へと移動させた。
もう力の抜けてしまった神田の足を持つと、そのまま赤子のおしめを替えるように身体を二つ折りにした。
神田が文句を言う暇を与えず、肌を軽く噛むと奥の蕾にいきなり舌をぐっと差し入れた。
「ひ、」
ビクリと神田の身体が揺れ、ずれ上がるが、足を持ったラビがすぐに引き寄せてしまう。
そのまま唾液を蕾の奥を潤す為に流し込み、舌で入り口周辺を解していく。
舌が動くたびに神田の身体も揺れ、太腿の内側が力が入っては痙攣し、弛緩する。
最初はラビも神田の様子を伺いつつやっていたが、神田のいつもよりも漏れる喘ぎ声と肌や体温に夢中になってきてしまう。
最初は乾いていた後孔も次第に潤いを帯びてきて、ラビの舌が動く度にぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
ラビは神田の左足を下ろすと、その自由になった右手を同じく自分の唾液で濡らし、少しふっくらと赤味を帯びた後孔にそっと差し込んだ。
「い、あ・・・ぁ、」
中指が抵抗もあまり無く、奥まで差し込まれ、神田の足の指がぎゅうっとシーツを掴み、力が入る。
それを内太腿を舐めてやって宥める。
まずは神田に快感を与えることよりも先に解す方を先決にし、円を描くように指を回す。
しばらくそうしていると段々と解れてきて、さらにそこに人差し指を加え、今度は中で広げては出し入れをさせる。
「あ、ンく・・・あ、ラビ・・・ッ――――ッ!!」
偶然指先が前立腺を掠め、神田がビクリと大きく痙攣した。
それはしばらく断続的に起こり、それで再び神田が達したことがわかった。
もちろん、外に出さずに達したため、神田自身は相変わらず腹を打つほどにそそり立っているし、楽にもなっていない。
「・・・・・・」
そこでラビの嗜虐心が更に呼び起こされ、神田のその敏感な状態で更に二本の指で前立腺を刺激し始めた。
「やめ!、あ、・・・あ、ぅ・・・ア」
ぐ、ぐ、と強く押したかと思えば二本の指ではさみこむように刺激を送ったり、擦るようにしてそこを弄る。
神田の声が大きくなり、それと比例するようにラビも興奮する。
実際ズボンの中が窮屈で仕方が無い。
息は荒くなり、分泌される唾液の量が普段の比ではない。
神田も神田で、もう唾液を飲み込む暇も無いのか、荒い息の中それでも声を抑えようと口を閉じてはいるが、大きく息を吸い込む時に開いた口からは唾液が流れ落ちている。
ラビはもう片方の手も足から外すと、その手でまた性器を弄り始める。
そして身体を伸ばし、神田の口端から流れる唾液を舐め取り、初めて唇にキスをした。
舌を差し入れ、神田の口内を蹂躙しつつも、一回のキスの感覚は短い。
離すたびに神田は大きく息を吸い込み、ちらりと絡めた舌も一緒に伸びてくる。
後孔に差し込まれた指は、もう四本目だ。
僅かに神田の体内から分泌された腸液と、紐で縛っても漏れ出る精液、そしてラビの唾液が混じり合い、卑猥な粘着性のある音が大きく響く。
も、ムリ。
わずかにしか声にならない息を吐き、ラビは一気に神田の体内から指を引き抜いた。
内臓を引きずり出されるような排泄感に神田は腰の力が抜けるのを感じ、また息を詰めた。
そして性器からも刺激が消えたかと思ったら、自分に馬乗りになっているラビがなにやらゴソゴソやっている音と気配が感じる。
なんだろうと思うが、中途半端に放って置かれている身体のいろいろな部分がもどかしくて、思わず身体を揺らしてしまう。
バサリと音が二回し、それからカチャカチャと言う金属音とジッパーを降ろす音が聞こえた。
それからまた、ラビが触れてきた。
敏感になっている肌は顕著にそれを感じ取り、そしてそれを快感へとかえる。
もう力が抜けてしまった両足を肩に担ぎ上げ、また後孔に指が触れた。
それは体内には入っては来ず、二本の指がグッと緩んだ蕾を広げた。
そこに触れる、硬く熱いもの。
「ま、」
慌てて言おうとした、待て、と言う言葉が続く前に、ラビが力を込め、体内に入ってきた。
「あ、ぅあっ、――、―っア!」
一番太い亀頭が蕾を広げてくる。
いつも入れる時に感じる痛みはあまり感じない。
そのかわり圧迫感はいつもの通り神田を襲い、呼吸の感覚を失わせる。
「ユウ、落ち着いて、息、息吸って、な?」
亀頭だけをまず体内に納めると、ラビは神田の背に腕を回し、宥めるように擦る。
背筋をなぞるそれがまた快感に変わってしまうのだが、ラビの声に合わせて息を吸ったり吐いたりを繰り返すと、だんだんと呼吸が戻ってきた。
そして背を擦ったまま、またラビが残りの部分を納めようと力を篭めた。
亀頭が道を開くように押し進み、幹の部分に自分の肉が覆い被さる。
しばらくすると、入り口にラビの肌と、陰毛の硬い感触が伝わった。
そのまままたしばらく動きが止まる。
は、は、と二人分の呼吸が重なり、時々コクリと唾液を飲む音が聞こえる。
「・・・動くぞ」
一言ラビが言うと、やはり神田の了承を得る前に、ずるりと性器を抜き出した。
「い、あ!」
それは抜く寸前で止まり、また勢いをつけて神田のナカに入って来る。
ぱちゅん、と肌と肌とがぶつかる音がし、ラビはまたナカに入った性器をぎりぎりまで抜き去り、肌を打ち合う。
最初はどこかを探すようにいろいろなところを穿っていた先端が、ある場所を掠めた。
「う、あ、ぁっう」
途端に、一際神田の身体が跳ねた。
毎度思うが、神田の感じ方はわかりやすい。
もちろん、ある意味性器を触られるよりも強い快感の得られる前立腺を触られれば感じてしまうのはしょうがないが、いくら声を抑えても肝心の身体が跳ねてしまっては教えているのと同じだ。
捜していた場所を見つけたラビは、にやりと笑い、そこを集中的に狙った。
律動と同じタイミングで、神田から高い声が漏れる。
ラビは神田の足から手を離すと、その足を腰に巻きつけ、両手を自由にした。
そしてその自由になった手を、自分と神田とが繋がっている場所へ持ってきた。
「わかる、さ?ユウ。オレたちが繋が、ってるの。ユウのココ、こーんなに、オレのこと、喜んじゃっ、て、ッ!」
喋りつつも腰を動かすのはやめず、もう片方の手でずっと放りっぱなしになっていた乳首をまた触りだす。
「てめ、・・・あ、・・・ラビ・・・ッ、っ、」
文句を言おうとすると、途端にラビの攻めが更に強くなり、言葉すら上手く紡げない。
ラビの腰に巻きつけられた足を離してしまえばいいのに、何故か意思に反してぎゅっとラビの腰を掴んでしまう。
先程と同じ様に片方の乳首を手で刺激され、もう片方を口で弄られる。
そして先程まで繋がっていたところを触っていた手は、今神田の陰嚢を触っている。
そうされると更に射精感が強まり、神田は自分の脳が焼き切れてしまいそうになる。
だが段々とラビも余裕がなくなってきたのだろう、また乳首と陰嚢から手を離し、上半身を起こした。
そして緩くなっていた腰の動きをまた早く強くし、イく体勢を取る。
「も、少し・・・も少しな・・・」
ぽたりとラビの汗が神田の胸元に落ちる。
神田ももう意識が朦朧とし、自分がどんな恰好をしているかがわからなくなる。
手は擦れて痛いし、後孔からは痺れるような快感が生まれるし、なによりイきたくて堪らない。
すると、ラビの手がまた性器に触れた。
するりと一撫ですると、その手が紐をほのき始めた。
先程と逆手順で紐を取り去ると、またそこを手で刺激し始める。
「あ、うあ、あ、ア」
喘ぎが一層大きくなり、神田はタオルを涙で湿らせる。
背筋を、悪寒にも似た快感が走る。
「―――――――――ッッッ」
声にならない声を上げ、腰を突き出すように神田が達した。
「ぅあっ、―――――くぅッ」
そして、そのあまりにキツい締め付けに耐え切れず、ラビも遅れて神田のナカに欲望を吐き出した。
「ばッ、ッア!は、あ―――!」
ただでさえ普段より長く達し、同じくらい長い快感に流されないように絶えているところに、敏感になっている後孔の更に奥に精液を叩きつけられるように注ぎ込まれ、神田は二倍の苦しみに襲われる。
ラビが後から達したにも関わらず、神田はまだイき続けている。
数回分達っせなかった分濃度も濃いらしく、白くゼリーのように弾力のある精液が、その先端から溢れ出る。
ラビはその様子を荒い息の中で見守り、時々ラビがまだ持ったままの性器を撫でると、呼応して先端からまた精液が飛んだ。
ようやく射精が終わってもまだ勃ったままな神田の性器をもう一度根元からシュッと擦ってやると、残液がまた出てラビの手を白く濡らした。
そこで初めて神田の目を隠していたタオルを取り去った。
荒く呼吸を続ける神田は眼を閉じており、瞼越しに伝わる光にようやくうっそりと瞼を上げた。
長く、肌に影を作るくらいに濃い睫毛の奥から、濡れた漆黒の瞳が現れる。
「ユウ」
気持ちよかった?とラビが囁くように聞いてきて、キスを贈ってくる。
まだ先程の行為から意識を戻らせていない神田は、うっかりまた眼を閉じてそのキスを甘受してしまった。

□■□

それからラビはと言えば、神田が宣言したとおりボッコボコ殴られ・・・てはいなかった。
と言うのも、一度だけとは言え任務後に濃い行為をされて神田の足腰が立たなくなってしまったのだ。
ぶるぶると怒りと羞恥で神田は言葉も無くラビに後始末をしてもらっている。
「なぁなぁユウー気持ちよかったさー?」
つやつやと輝く笑顔で聞いてくるラビ。
「・・・一応もう一度聞いてやろう、こんな事をした理由を言え」
「えーと、マンネリ防ガフッ!」
神田の足が炸裂した。 が、それは神田にもダメージを与えたらしく、神田も自分の腰を抑えて悶えている。
だがギッとまたラビを睨むと、枯れた声を張り上げた。
「マンネリ防止だとテメー!そんなことに俺を巻き込むんじゃねェよ!って言うかなにか?!お前、俺とヤるのが不満だって言うのかよ!」
「え、いや逆さ逆!オレが、ユウに飽きられないためにだなぁ!」
「莫迦言ってんじゃねェよこのクソ兎!普通にやられてあんなになっち・・・まう・・・の・・・に・・・」
そこで神田は、自分が勢いに任せて変なところまで口走ってしまったことに途中で気付いた。
キョトンとしたのはラビだ。
それから、またにまーっと笑顔になる。
「えー?普通でそんなに気持ちよかったさ?マジでマジで?」
「〜〜〜〜〜〜ッ」
しつこく聞いてくるラビの顔面に、もう一度蹴りを喰らわせる。
「っざけんな!」
そしてベッドからラビを落とすと、腰の衝撃を堪えて毛布に包まった。
ゴン、と鈍い音がし、頭からベッドの下に押した状態で、ラビはニマニマと締まらない顔でにやけている。
「よかったさーあーよかった」
飽きられていないで。
内心で本気で安心する。
て言うか、改めて我に返った。
あの超敏感な神田が触られて反応しないはずはないし、あの性格だ、声を抑えるに決まっている。
そして何より、飽きたならまずズバリと言ってくるはずだ。
いろいろ失念してしまっており、ラビは反省する。
そして、その反省よりも大きく今回の事を教訓とした。

神田は普段でも大満足だが、自分としてはいろいろな体位を試しても大満足。


・・・神田が復活してまずラビが改めて血祭りにあげられたのは、言うまでも無い。



☆END☆


コメント

・・・いろいろと中途半端で申し訳ないです・・・(土下座)
多分一度手直しするかもです・・・エロが微妙だ。久々とは言え・・・!
Uさんからのリクエストで、ちょっときちくなラビューでしたー。
・・・リクエスト満たしているかがかなりビミョーです(汗)
返品は可ですので!(笑)