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欠如の作興 ※ この話しには多少の性的表現が含まれていますのでお気を付けくださいね。 「エロい」 さんざん身体を弄り、アレンの理性が解けてきたところで神田がそんなことを言ってきた。 「・・・は?」 思考も低下している為、荒い息の中アレンはだいぶ経ってから小首を傾げた。 だが、神田はそのままアレンの胸や局部を触っては虐めるように離れていくので、そちらの方にどうしても意識が持っていかれてしまう。 「前から思ってたんだよ」 「・・・ッ」 ヒクリとアレンが身体を弓なりに逸らし前方にずれそうになると、すかさず神田はその腰をホールドし、拘束してしまう。 「髪も白いし目もそんな、色素のない銀っぽい色でよ。なのに」 「は、ぅ・・・ッ」 きゅ、と局部を握られ、慌てて声を潜めたため息の抜けるような声が出てしまい、余計に恥ずかしくなってしまった。 くつりと神田は笑い、そのまま後頭部にも手を添えるといきなり深く口付けてきた。 唾液が混じり、水音が直に耳に響く。 酸素不足が酷くなり、頭がくらくらとするのに、気持ちのよいそれをやめて欲しくなくて自分からも舌を絡める。 そっと目を開くと、最初から開けていたのだろう神田の黒い眼とぶつかった。 それが笑うように細められると、口内をいっそう強く弄られてから、ちゅ、と銀糸を引いて離れていった。 そして、呼吸を貪るようにしているアレンの半開きの口に人差し指と中指を差し入れると、薄い舌を掴んで引っ張ろうとする。 「・・・?」 特に逆らう気は無いので、アレンはそのまま神田に導かれるまま舌を口の外に出す。 散々吸われた唇もほんのりと赤色を帯びていて、顔のそのパーツだけがやけに引き立つ。 「こんな、口と舌だけ赤くて、誘ってるみてェ」 「にゃ・・・ッ」 な、と言おうとすると、神田に舌の自由を預けているせいで呂律が回らない。 あんまりな言葉にアレンは反撃をしようとするが、それは不意に後腔に感じた神田の指に遮られてしまう。 「ひあッ」 神田はアレンの舌を解放すると、またその口内を貪る。 そのまま、後腔に忍ばせた指を増やしていく。 あらかじめ解しておいたそこは、難無く神田を受け入れるだけでなく、まるでアレンの意思を無視するようにもっとと求めてくる。 更に局部にまで指を絡められるので、アレンはたまらない。 「――――――――ッ」 だが嬌声はすべて口の中に消えていき、昇華されないソレはビクビクとアレンの身体を震わせる。 「ん、う・・・ッ!う、ぅうー―――ッ」 若い身体はすぐに高められていき、それを伝えるようにアレンは神田の肩を叩く。 しかし神田は、塞ぐ口はそのままに手淫を早めていく。 耐え切れなくなったアレンはその腕を神田の首に絡め、少しでも意識を逸らそうとする。 そんなアレンに、神田は容赦ない。 先端を指でぐりぐりと弄り射精を促すと、しがみつく力がいっそう増した。 なのに神田は。 そのタイミングで唇を離した。 「なッ・・・ひ、ぁ―――――――ッ」 噛み殺せなかった嬌声は、部屋中に響き、神田の手を暖かく濡らした。 痙攣するように数度に分けて吐き出されたそれが終わっても、またアレンのそこは勃ちあがったままで、それを絞り出すように神田はもう一度根元から擦り上げる。 それにも敏感に身体を震わせると、アレンはようやく力を抜いた。 白人特有のミルク色の肌は、熱を持ってほんのりと桃色に染まっている。 それでもその白い髪と銀灰色を引き立たせるのは、その口元である。 息を整わせつつ、アレンはキッと神田を睨む。 「ひ、どいッ」 「声殺すなッつってんのに声出さねーお前が悪い」 横暴だ、と言おうとするが、それではますます神田を煽ってしまう。 現在このベッドの中では、アレンは非常に不利なのだ。 むぅっとした後、神田の言葉を反芻してみる。 「・・・。神田は、その髪の色って、やっぱりイヤですか?」 「は?」 いきなりのアレンの質問に、思わず神田はきょとんとしてしまう。 吊り上がった眼で、そんな風な表情をされると、本当に猫のように見える。 「俺、ンなこと一言も言ってねェだろうが」 ただエロいと言っただけで。 ・・・それも随分失礼な発言だが。 「でも・・・気になるのかと思って・・・」 ショックで白くなってしまった髪は、もう完全に髪の色素が全て失われてしまったのか、一向に元のアレンの髪の色に戻る傾向を見せない。 少なからず気にしているアレンは、思わず神田に聞いてしまいシュンとしてしまう。 気にしていても、それはアレンを彩っているどうしようもない色彩のひとつなのだ。 嫌いと言われたら、やはり傷付く。 「するか莫迦。大体、俺はお前のその髪の色しかしらねェんだから、違和感もクソもあるか」 それだけ呆れたように言うと、だが慰めるようにその頭に手を伸ばし、髪を撫でてキスを落とした。 するとアレンも現金で、安心したように神田にキスを返す。 「でも、エロいって・・・酷い」 「そう思うなら俺以外の奴の前で舌出したり誘うような仕草すんな」 「しーてーまーせーんー!」 かーっと、先程とは違う意味でアレンは顔を染め、神田を睨む。 「だから駄目だッつってんだよ。無意識だから」 「・・・?」 アレンには言っていないが、何回も神田はアレンがらみの猥談をしている教団内者を見たり聞いたりしたことがある。 もちろん闇に葬ってきたが、自分が知らないことなどいくらでもあるだろう。 「心配して言ってんだから、聞き分けとけ」 「・・・はい・・・」 アレンはイマイチわかっていなさそうだったが、神田が心配をしてくれていると言うので、とりあえず嬉しさを篭めて頷いておいた。 そこでもう一度行為を再開させる。 先程アレンが放ったソレを掬いもう一度アレンの後腔を濡らし、残液を神田にも塗っていく。 「ちょ・・・ッ!そ、んな・・・いきなり・・・ッ」 「いきなりじゃねェだろうが。こんなに解して」 「わー!もう・・・なんで神田ってこう言う時だけ饒舌なんですか?」 むぅとアレンが睨んで聞くと、神田はクツリと笑い顔を寄せてきた。 「何でだと思う?」 綺麗な顔で、そんな風に微笑まれると妖艶に見えて仕方がない。 かぁっと、また顔を紅くし、アレンは眼をぎゅっと閉じた。 すると神田はその隙を狙い、自身をアレンの後腔へと押し当てた。 「ちょ・・・あぅんっ!」 アレンが慌てて止めようとするが、すでに神田は臨時体制。 ぐ、と身体を押し進めると、まるで待っていたかのようにアレンの後腔は神田を受け入れる。 「ッ・・・身体の方が正直だな?」 「ぅ・・・くぅ、ん・・・ッ」 虐めるような神田の言葉は、だが身体を一層煽っていく。 ず、ずっと一気にではなく徐々に進んでいくのは神田の優しさか。 だが、神田のソレを覚えすぎた身体は、早くと言うように収縮を繰り返しては早急な快感を求めている。 それを神田はもちろん、アレンも感じている。 自分の身体なのにコントロール出来ないそれが恥ずかしくて、ぽろぽろと紅い頬を涙が零れていく。 それが、酷く倒錯的で美しい。 欠如しているソレに、どんどんと色が乗っていくその様が。 絶対に、アレンには言えないけれど。 □■□ ぐったりとしてしまっているアレンの身体をシャワーで綺麗にしてやり、シーツも換えてやる。 男同士がセックスをするのには、男女でするよりも体力を使う。 まず使う箇所が違うために、入れる方も入れられる方も体勢がつらい。 そしてもちろん、本来なら濡れない、むしろ排泄する箇所を使うので、女性のようにうまく滑らない。 直腸、骨盤を押し広げる為に、翌日にも引きずる。 無理をさせてしまっている自覚のある神田は、手伝おうとするアレンを押し留めて進んで片付けをする。 アレンもすっかり今ではそれに甘えて、椅子に座りそんな神田の後姿を見ている。 いつもピシリとしている神田がそんなことをする様はいつ見ても新鮮で、神田に気付かれないようにアレンはふふっと笑いを漏らす。 「終わったぞ」 そう言われると、アレンはまだふらつく足元で立ち上がり、神田を巻き込んでベッドに寝転がった。 「おい」 咎める声が聞こえ、それでもしがみ付いていると溜め息をつきつつもアレンを抱えてベッドにちゃんと収め、毛布をかけてくれた。 「甘えた」 「知ってますもーん」 あえてスルーすると、ちっと頭の上から舌打ちが聞えてきた。 暖かい体温に包まれると、セックスの時とは違う安心感と、心地良さがわいてくる。 トロトロとアレンがその気持ち良さを感じていると、ふと思い出した。 「・・・神田・・・」 「あ?」 アレンの眠りを邪魔するつもりはなかった神田は、ふいにアレンが話し掛けてきたことに少しだけ驚いた。 「僕も、知ってますよ」 「・・・?」 主語の無いしゃべりに、神田は眉を寄せる。 「色っぽいの。神田、髪縛った時に見えるうなじが、すっごく色っぽい」 「―――――・・・!」 仕返し完了とばかりにアレンはもう一度笑うと、もう眠気に逆らわずにその瞳を閉じた。 寝てしまった事で反撃の機会を見逃した神田は、少しだけ肩を震わせて、もう一度舌打ちをしてからアレンを巻き込んで眼を閉じた。 今日ばかりは、してやられてしまった。 コメント エロ(笑) そしてアレンの目が銀灰色とわかった時の私の脳の第一反応・・・でした・・・。 傷も赤いけど、まぁその辺は置いといて。 全部が白っぽかったら、絶対に口元とか目立つと思うんですよね!(笑) エロそう・・・なんですよ・・・!(力説) |