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My Thing この話しにはエロ表現があります。 お読みの際はご注意ください☆ うるさいばかりだと思っていた独占欲。 それがとても心地よいのは、どうしてだろう。 ―――どうしてこんなことになったのだろう。 規則正しく、ガタン、ゴトン、と音が聞こえる。 「・・・・・・」 普段ならばファーストクラスで悠々とできる身分ではあるのだが、今回はそのファーストクラスですら全て埋まってしまっており、しかたなく普通車両へと乗り込んだのだが、予想していたとはいえ車内の混みようはすごく、アレンは身動きもできない汽車内で居心地が悪そうに眉をしかめる。 昨日完了した任務は神田と一緒だったが、コムイに別の短期任務を頼まれたため、帰路が別々になってしまったのだ。 お互いに離れづらく、昨夜と朝方に何度も愛し合った為、アレンの腰はイマイチ役立たずな上、慌てて宿を出たので胎内の神田の精液を掻き出しきれていない。 それでも仕方ない、と思っていると、腰に何やら手が触れた。 混んでいるから誰かの手が触ったのだろうと特に気にしなかったが、その手は何度も何度もアレンの腰や尻に近い部分を触っていく。 「・・・・・・っ」 偶然とは言え触れるその手が嫌で、動けないながらも一歩踏み出して出入り口に近付いた。 これで大丈夫だろうとふっと息をはくと、またしても腰に手が触れた。 さすがにおかしいと思うのだが、これ以上はもう動きようがない。 片手で触れるだけだった手は、アレンがそれ以上逃げれないことを知ると更に大胆な手つきへと変わっていく。 撫でるように腰を触り、尻まで下がっていき、また腰まで上がってくる。 片方だった手も、両手になってじっとりと触ってくるようになった。 「、やめて・・・ください・・・」 ぽそりと呟くが、それは汽車や乗客の話し声に消されて自身の耳にも入ってこない。 けれどそれ以上大きな声を出して周りの人々に気付かれるのも嫌で、アレンは手で何とか触ってくる手を防ごうとするが、何も見えずに動かすアレンの手はかするだけで何も防げない。 手は尻を揉むようになり、双丘の間を通って内股をくすぐるように撫でる。 神田の手とはまったく違う動きだが、それは明らかにアレンの快感を引き出す動きで、感情とは裏腹にアレンの身体は反応を見せてしまう。 「・・・気持ち良いの・・・?」 ひくり、と動いてしまったアレンを見逃さず、それまで沈黙を守っていた男がぽそりと呟いてくる。 アレンが振り返ろうとすると、ガタンッと強く汽車が揺れた。 キャ、とそこここで声が上がり、アレン側に人が倒れてくる。 「ッ」 さすがにアレンも耐え切れず、窓ガラスに手を着いてなんとかその重みに耐えようとするが、まるで抱きつくようにして後ろから男がアレンに密着してきた。 「ああ・・・いい匂いだ・・・それにとっても華奢な身体をしているんだね」 それは先程聞こえてきた声だ。 何とかして男から離れようとするが、先程よりもずっとキツくなってしまった車内ではもう一歩も動くことが出来ない。 男は離れないようにアレンの腰に手を回し、もう片方の手でアレンのベルトを外す。 意外に慎重なのか、男は出来るだけ音を立てないようにバックルを外し、ジッパーを降ろす。 「ッ、」 慌てて降ろされたジッパーを上げようとするが、逆に男に手をつかまれてしまう。 こんな中では暴れることも出来ず、アレンは手をつかまれたまま更に動きを封じられてしまった。 そこで前から手を離すと、男は身体に手を這わせながらまた尻の方へと移動してオーバースカートを捲るとベルトを緩めたことで空いた隙間へと手を滑り込ませる。 「やめ・・・ッ」 布越しではなく、直に肌を触られてアレンはビクリを身体を強張らせた。 「怖い?・・・でも大丈夫だよ、気持ちよくさせてあげるだけだから・・・」 その意味がわかってしまい、更にアレンはゾクリと背筋を震わせる。 左右を見ても、それぞれアレンと違う方向を見ていたり話に夢中になっていてこの状況には気付いていない。 それが幸いなのか不幸なのかわからずにいると、じわじわと男の手がズボンの中へと入ってきて尻のはじめの窪みを中指で押した。 ぎゅ、と腰に回されている男の手を再び引き剥がそうとするが、しっかりと腰を抱え込まれていて引き剥がせない。 ひやりとした男の手が全てズボンの中へと入り込むと、先程のように尻を揉んでくる。 「薄いお尻だね・・・腰もそうだけど、ちょっと痩せすぎかな?もっと太っても、僕は好みなんだけど」 くすくすと言う笑い声が耳に響く。 そんな好みなどまるでどうでもよく、アレンはこの状況から何とか逃れる手を考えようとするのだが、意識がどうしても男の手へと流れてしまう。 揉んでいた手は少しだけズボンから抜けると、今度は中指を双丘のあわいへと這わせた。 「――――ッ」 アレンの喉が鳴る。 男の手はアレンのその隙間をすぅっと撫でながら降ろしていく。 「や、め・・・!」 もうすぐ蕾へと届いてしまう。 男も興奮しているのか、先程よりも荒い息がアレンの耳元へ届く。 「やめ・・・やめ、てくださ・・・!」 だがアレンの言葉になど欠片も耳を貸さず、男の手は蕾へと辿りつく。 その小さな蕾を男の手がするすると撫でていき、そのたびにアレンの蕾は反応するように収縮してしまう。 「いい感度だね・・・もしかしてこっちも経験済み?・・・こっちもとってもおいしそうだけど、やっぱり僕はもう片方の穴を使わせてもらいたいなぁ」 「・・・ッ・・・?」 男の言葉に、疑問があがる。 もしかしてこの男は、自分のことを女だと誤解しているのではないだろうか。 とてつもなくそれは不本意だったが、それならばそれで誤解が解ければ解放されるのではないだろうかと言う希望がわく。 やはり男の手は、女性にのみある割れ目を求めて蕾の更に奥へと指を彷徨わせる。 またアレンはぞわりと背筋を震わせるが、もう少しの辛抱と我慢する。 ・・・男の手が、アレンの淫嚢へと触れた。 「・・・ん・・・?」 興奮していた男の声に、疑問が混じる。 再び男の手がそこに触れ、アレンは何とか声を我慢しながら声を潜めながらも呟く。 「ッ、僕は・・・男です・・・!」 「・・・おとこ・・・?」 男は呟き、一度手を引き抜くと今度はいきなり前へと手を突っ込んでアレンの性器をつかんだ。 「ア・・・ん・・・ッ」 突然の刺激にアレンは思わず声を上げてしまう。 ハッと口を噤み辺りを見回すが、気付いたものはいないようだ。 アレンはホッと息をはくと、まだ性器をつかんでいる男に話しかける。 「わか、ったら・・・早く離してください・・・もう、「・・・おとこ、か・・・」」 ぽそりと男が呟く。 そしてスルリと性器をつかむ手から力が抜け、助かったとアレンは安堵すると、再び男の手がぎゅっと性器をつかんだ。 「―――ッ、ア…ァ…ッ」 「・・・男か・・・まぁ、それならそれでも・・・」 「ッ」 予想外の男の言葉に、アレンは信じられないように後方にいる男に視線を向ける。 アレンの様子を悟ったのか、クスクスと男は笑いながらも性器を揉みだす。 「ッ、ッ…、」 「だってキミかわいいし、声も素敵だし・・・こんなとこじゃなかったら是非その嬌声を心いくまで聞きたいところだよ」 ぐにぐにと性器をもまれると、徐々に先端が濡れだすのがわかる。 嫌だ、と思いながらも、どんどんと性器は勃起していく。 「ン…ァあ…、ふ」 「だんだんぬるぬるしたのが出てきたね・・・気持ち良いかい?」 ふるふるとアレンは首を横に振るが、漏れる声と確かに感じる快感は止めようもない。 腰も立たなくなってきて、今はもう男の支えがなければ立っていられない状態だ。 男は漏れ出すアレンの淫液を手にたっぷりとつけると、その手をまた双丘へと移動させる。 「痛いのは嫌だろうからね・・・これだけぬるぬるしてれば平気だよ」 「い、らな・・・!」 「大丈夫、大丈夫だよ・・・」 蕾に、男の爪の感触が当たった。 力をこめてその指をそれ以上進めないようにしようとするが、まるで効果がなくぬめりを借りて男の中指がアレンのナカへと入ってきてしまう。 「は、あ・・・ッ」 「ん?おや・・・」 ナカにはまだ掻き出し切れなかった神田の残液が残っており、そのナカの柔らかさとぬめりで男にすぐに知れてしまう。 ニヤリと口角を上げると、そっと男はアレンの耳に口を寄せる。 「やっぱり経験済みなんだね?しかもこれだけ濡れてるってことは、今朝まで楽しんでたのかな?・・・でも駄目だよ〜?ちゃんと後処理してもらわないと、おなか壊しちゃうから」 腰を支えている手を少しずらし、男はアレンの腹をさする。 ナカを探られ、神田との情事でまだほんのわずかくすぶっていたものに再び火をつけられたアレンはそれだけで身体を跳ねさせてしまう。 情けなさにジワリと目元に涙を浮かべると、気付いた男の舌に舐めとられてしまう。 「い、や!」 その舌を顔を振って逃れるが、指はそうもいかない。 柔らかく、傷つける心配がないとわかった男は早々に指を増やしてくる。 「ちょっとまだ熱持ってるね・・・入り口とかふっくらしてるし、いっぱいしたんだね」 「ンッ・・・く、ぅ・・・・・・ヤ・・・」 「その彼氏が羨ましいよ・・・キミみたいに可愛いこの身体、ぜぇんぶ知ってるなんてさ・・・ね、僕にも見せて?」 アレンはすぐに拒絶して首を強く横に振る。 けれど男は傷付いた様子も気分を害した様子も見せず、くすりと笑う。 「照れなくても良いよ。僕だって、だてにこんなことしてる訳じゃないんだし、気持ちよくさせるのは得意だからさ・・・」 冗談ではない。 神田以外に触れられるのだけでも嫌なのに、抱かれるなんて冗談ではない。 嫌だ、嫌だ、とアレンが呟くが、男は団服を捲って首筋にキスマークをつけてくる。 「ヤ・・・!」 痕をつけられたことに今まで以上の屈辱を感じてジワリと涙が込み上げる。 神田だけに許したことを、こんな誰かもわからない男につけられてしまい、情けなくて涙がでてしまう。 アレンが肩を震わせて泣いていると、胎内に三本目の指が挿入された。 「―――い、ッ」 にゅち、ぐちゅ、と実際に音は聞こえなくても、粘着質なものを感じてアレンはきつく頭を窓ガラスに擦りつける。 ク、とナカを三本の指で広げられると、オクに残っていた神田の残液が出てきてしまう。 どろりと胎内を降りてくるその感触に、嫌だ、とアレンは強く拒否するが、ついに精液は男の手に届いてしまい、更に男はその精液をアレンの肉壁へと擦り付けていく。 「こっちだけでイける?それとも、前もやっぱり触って欲しい?」 触るな、離れろ、と言う意味を込めて首を振るが、もちろんそれは男に通じるはずもない。 「後ろだけでイけるの?すごいな・・・じゃあ見せてもらわないと」 「―――ッ!!」 ぐっと更に深く男の指が入ってきた。 もう少しで自分の前立腺に届いてしまうことに、アレンはドクドクと心臓を跳ね上げて緊張する。 自分が、そこにどれだけ弱いかは神田とのセックスでよく知っている。 神田に触られた時だけ感じると思ったのだが、神田に言われて自分でソコを慰めた時に、同じ様な強い刺激が自分を襲ったのだ。 きっと、この男にも感じてしまう。 そして乱れてしまう。 それが心のソコから恐ろしい。 「あ、・・・ヤだ・・・ぬい、ァ、・・・ぬい、てぇ・・・!」 けれどアレンの願いもむなしく、男の指が前立腺に触れた。 「―――――ひぃ、ア・・・!」 腰がビクリと動いてしまい、高い声が漏れてしまう。 幸いにも、同じ時に隣から上がった女性たちの笑い声がアレンの嬌声を隠してくれたが、男にはすぐにアレンの変化は伝わってしまう。 なによりも後腔がきゅうきゅうしまり、指にはふっくらとした感触がある。 男はにやりと笑うと、そのふっくらとしたところを強く押した。 「――――――――ッッッ!!」 きゅうぅぅ、と強く男の指を締め上げ、喉から声が漏れる。 それは男が口を塞いだことで声にならずにすんだが、その分不安定になった身体を扉に抑え付けられてしまう。 更に密着し、男の胸板が背中に当たる。 もっと恐ろしいのは、男の下半身が尻に押し当てられていることだ。 ズボンの中にあるにも関わらずそれはすでに硬く大きくなっており、その恐怖にアレンは震える。 そして自身もまた、何度も何度も前立腺を刺激されることで限界が近い。 こんなところで出してしまえば、さすがに回りに気付かれてしまう。 恥ずかしくて情けなくて涙が止まらない。 (神田・・・神田、神田・・・!!) 助けて、と心の中で呟くが、もちろん神田はこの車内にはいない。 どうしよう、どうしようと思っていると、男の小指が更に入ってきて後腔が拡張させられる。 「――――ン、ぐ・・・・・・っ」 他の指に比べて短い小指に思わぬところを刺激され、下腹がひくひくと痙攣し、熱いものが性器へと集中してくる。 触れられなくてもとぷりと尿道からは淫液が出てきて幹や淫嚢を濡らしていく。 限界が近く、アレンはぎゅうっと拳を握り締める。 「もうすぐ・・・もうすぐだよ・・・!」 アレンの様子に更に男は興奮し、下半身を更に押し付けてくる。 もう駄目だ、と思ったところで、いきなり目の前の扉が開いた。 「――――ッ?!」 ずっと押し付けられていたアレンはそのまま外へ出てしまい、慌てて後ろを振り返ろうとするが、降りる客がアレンを押して汽車から遠ざける。 ・・・どうやら気付かぬ内に駅についたらしい。 アレンは人にもまれながらもなんとかジッパーを上げると、そのままトイレへと駆け込んだ。 □■□ 短期任務、と言っても実際はファインダーが偶然発見したイノセンスの回収だけだったらしく、アレンと神田はほとんど同時に教団へと戻ってきた。 発動状態にあるイノセンスをヘブラスカに渡すと、神田はその足でアレンの部屋へと向かう。 思い出すのは、数日前別れる際に見たアレンの寂しそうな笑顔だ。 好意を持つものに対して異常なくらいの執着心を見せるアレンは、神田が離れているだけでも不安らしく教団にいればほとんどその時間を一緒に過ごしている。 神田はそのことも含めてアレンを受け入れているので、別にそのことをうざいと思ったことはなく、むしろ今では神田もアレンの姿が見えなければ不安になってしまうくらいだ。 いつのまにか早歩きになってしまいながらもアレンの部屋に到着すると、一つ咳払いをして神田はノックをする。 けれど、暫く待っても中からの応答がない。 出てしまっているのだろうかと思いながらももう一度ノックしようとしたところで、中からそっと声が聞こえた。 「・・・どなた、ですか・・・?」 アレンの声に、神田は安堵する。 どうやら擦れ違いにならずにすんだようだ。 「俺だ」 短く伝えると、中からパタパタと足音が聞こえてきて、すぐに扉が開いた。 アレン、と二人の時だけに言う名前を呟こうとしたところで、その目が紅く腫れているのに気付く。 「・・・モヤシ・・・?」 思わずいつものあだ名を呟いてしまうが、アレンはいつものように訂正をせずに神田を部屋へと引っ張って入れた。 バタンと音を立てて扉が閉まり、いつものアレンらしからぬ乱暴な動作に神田が戸惑っていると、やはりいきおいよくアレンが神田に抱きついてくる。 「・・・ッ」 ぎゅっと背中に手を回し、胸板に頬を押し付けてくる。 戸惑いながらもクセでその背に手を回し、慰めるように撫でてやると、そっとアレンが顔を上げた。 その顔はもう涙でぐしょぐしょにぬれており、シリウスの瞳はゆらゆらと揺れながら神田を映している。 「神田・・・ッ」 「モヤシ―――アレン、どうしたんだ」 寂しがっていたのとはまた違うアレンの様子に、神田も心配になる。 また一粒大きな涙を零すと、アレンはすっと神田から離れた。 「・・・アレン・・・?」 「神田・・・お願いです・・・抱いてください・・・ッ」 は?と神田が聞き返す前に、アレンは着ていた服を脱ぎだす。 リボンタイを解いて床に落とし、ベストも躊躇いなく脱いでいく。 アレンがシャツのボタンに手をかけると、下着を着ていないアレンの白い素肌が覗きだす。 何度見ても飽きないアレンの肌に神田がドキリとしていると、ボタンを外し終えたアレンが一気に脱ぎ去った。 いつもなら恥ずかしがって、自分にもなかなか脱がさせないのにどういうことだろうと神田が思っていると、その首筋についている赤い華に神田は目を見張る。 「・・・アレン・・・?」 一歩近付いて見てみるが、やはりそれは虫刺されなどではなく、キスマークだ。 誰に見られるかわからないからとなかなかアレンはキスマークをつけさせてはくれず、最後に寝たあの夜も最後までアレンは付けさせてくれなかった。 ならばこれは、誰がつけたというのか。 「・・・アレン、これは」 じわじわと不安が神田に襲い掛かってくる。 それでも感情を抑えてアレンを見ると、アレンはぽろぽろと涙を零しながらギュッと目を閉じた。 「ッ、神田と別れて・・・汽車に乗って・・・、」 「・・・・・・」 「そこ、で・・・――――ち、かんに・・・ッ」 「ッな・・・」 アレンから出た言葉に、神田は思わず声が漏れてしまう。 やはり男としてのプライドに触るのかアレンの顔は真っ赤で、震えながらズボンを握り締めている。 「・・・最後まで・・・されたのか・・・?」 出来るだけ抑えた声で聞くと、アレンはすぐに首を横に振る。 ではどこまでと聞きたいが、それをアレンの口から言わせるのは酷に思う。 とりあえず、最悪の自体は回避できたことに安堵し、離れてしまったアレンを再び抱きしめ、その額にキスをする。 「かんだ・・・」 鼻をすすり、神田を見上げる。 「・・・僕を嫌わないでくれますか・・・?」 「・・・・・・」 「僕・・・僕、神田以外の人に触られて・・・か、ッ、感じ、ちゃって・・・!・・・それでも僕が傍に居てくれることを許してくれますか・・・ッ?」 しゃっくりを上げながら、聞いてくる。 「・・・なんで俺が嫌わなきゃいけねぇんだよ・・・バカバカしい」 アレンの不安はわかっているが、それでも聞かれるまでもない問いに、神田は呆れたように呟く。 神田、とアレンが呟くと、神田はその頬を流れる涙をチュ、とキスで受け止めた。 「そいつを殺そうとは思えども、テメェを嫌う訳がねぇだろうが。意味わかんねぇよ」 「神田・・・ッ」 その言葉を聞き、くしゃりとまたアレンは顔をゆがめる。 「ぼ、僕・・・すっごく不安で・・・だって他の人に感じちゃうなんて・・・!・・・僕、もう神田と別れた方がいいって思って」 「っざっけな!だからどうしてそんなことで別れなきゃいけねぇんだよ!!」 思わず怒鳴ってしまい、神田はアレンのきょとんとした顔でハッと我に返り、バツが悪そうに声を潜めた。 「・・・そんなことで振り回される訳ねぇだろ・・・感じちまうのだって、人間ならそう言うとこ触られちまったらしかたねぇことだ・・・」 すん、とアレンが鼻をすする。 「・・・それに・・・」 コツリと額をあわせ、ごく至近距離でその瞳を覗く。 自分とは正反対の色。 口に出しては言えないが、ひどく美しいと思う。 「そんなことで別れちまうような半端な覚悟でテメェと付き合ってる訳じゃねぇんだよ。・・・お前の心がまだ俺に向いてるなら、俺はお前を離しはしない」 向かっていなくっても、離しはしないが。 心の中で、そう付け加える。 神田、とアレンが恍惚としたように呟き、近付いてくる神田の唇にそっと瞳を閉じた。 ふわりと触れた薄い唇は、舐めとった涙のせいか少々しょっぱい。 それでもそれは自分が唯一求める唇で、とてもとても、愛おしい。 神田が舌を伸ばしてくるよりも早くアレンは舌を伸ばして神田の歯列を舐め、深く繋がることを求める。 積極的なアレンに神田は薄く目を開いてその長く白い睫を見て、そっと口を開いた。 もちろんアレンにだけ好きにさせるのではなく、自らも舌を伸ばしてアレンのそれに触れると、暖かいそれはヒクリと一瞬躊躇った後、強く絡めてきた。 「・・・ん、・・・ふ、は・・・ッン」 角度を変えて、出来るだけ深く舌を絡ませあう。 コツリと何度も歯がぶつかって音が耳に響いてくるが、そんなことも気にならずにただお互いの唾液を求める。 こく、こくりと喉を鳴らして飲んでいくが、口が開いている為に端からとろりと透明な唾液が流れていく。 首筋まで流れるとさすがに冷たくて、アレンは眉をしかめる。 それに気付いた神田は、一度口を離すと胸元まで伝ってしまった唾液をすぅっと舐めとっていき、ベタベタになってしまっている口元も動物がするように綺麗に舐めていく。 「ン、は・・・ァ・・・」 それだけでも感じてしまうのか、熱いと息を漏らす。 先程とは違う、熱に蕩けてしまったようなアレンに神田は満足すると、そっとその身体を持ち上げてベッドへと運んでいく。 「かんだ・・・神田・・・」 キスが欲しいのか、移動している間もアレンはキスを求めて神田の顔に降らせていく。 ようやくベッドに辿り着くと神田もキスを再開する。 「ん、ふ、は・・・神田・・・、か・・・ン、だぁ・・・ッ」 「・・・アレン・・・」 ちゅ、ちゅう、と唇が動くごとに音が響くが、それもただ興奮する為の材料にしかならず、お互いにもっとと求めていく。 すでに上半身が裸になっているアレンの胸元を神田の手が弄りだす。 団服のまま、手袋すら脱いでいない神田の手はいつもと違い冷たく柔らかい感触がする。 思わず眉をしかめてしまうと、それが神田にも伝わったらしい。 音を立てて唇を離し、上半身を起こすと団服を脱ぎだす。 以前の団服と違い、手袋などが着いているので防御力は上がったが、その分脱ぎにくくなってしまった。 ベルトを解き、ジッパーを降ろして上着を脱ぐ。 オーバースカートも一緒に床へと放ると、ようやく動きやすい格好になった神田は再び上半身をアレンへと倒した。 もう一度キスを再開させ、両手で胸をまさぐりだす。 薄いアレンの胸にポツリとある淡い桃色の乳首は、普段はあるかどうかわからないような存在のくせに、こういう時は必要以上に存在をアピールしてくる。 神田に触られる前にもうツンと尖り、触られた途端にアレンの身体はビクリと揺らぐ。 「ンッ、あ・・・は、ふ・・・」 敏感なアレンの身体に、ふっと神田は笑みを漏らす。 才能ももちろんあるだろうが、こんな身体にしたのは他でもない自分であり、そう思うととても嬉しく、またこの身体に触ったものがいるのかと思うと殺したくなるほどの殺意を覚える。 けれど今はどうそいつを探して嬲り殺すかよりも、目の前のアレンをどう気持ちよくさせてやるかの方が重要だ。 乳首を人差し指で捏ね回し、アレンの喘ぐタイミングを狙って唇を離す。 心地のよい声が部屋に響き、神田は口角を上げると唇をすっと離した。 「か、だ・・・あァ、ッ、あ・・・」 その唇で右の乳首を口に含み、くにゅくにゅと舌で転がすと、身体の奥にある肺が大きく伸縮するのがわかる。 あまりしつこくそこを弄っていると、そこだけでアレンはイってしまうことがあるので、早々に神田は唇を離す。 残念そうにアレンが大きく息をはき、整えようとする。 その顎をそっと掴んで横に向け、首筋を露にすると、まるで吸血鬼のようにその張りのある肌へと歯を立てた。 「ひゃ・・・!」 痛くはないが、突然感じた歯の感触に、喉を引っかいたような声が漏れてしまう。 噛まれたことは今までなくて、横目でアレンが神田を見ると、神田はまだまろいその頬へとキスを落とす。 「・・・今日は、許してくれるよな?」 何を、と言うまでもなく、再び首筋に触れた神田の唇が、ちゅう、と強くアレンの肌を吸った。 「ふ、ッ」 ピリッと走った刺激に、思わず目を閉じてしまう。 白い肌に紅く咲いた花に、神田は満足したように撫でると、再び見つめてきたアレンに口を開く。 「・・・とめないよな?」 それが何を指しているかがわかり、きゅうっとアレンの胸が苦しくなる。 独占欲が強くても、プライドが高い神田は中々それを表に出してくれない。 そういう時でないのはわかっているけれど、嬉しさを隠せずに神田の首に腕を回した。 「たくさん・・・たくさんつけてください・・・!」 アレンの泣きそうな声に神田は満足したように頷くと、抱きつかれたままキスマークをつけていく。 普段つけないように神田に言っている為、肌を吸われる感触に慣れていないアレンはそのたびに身体を揺らしてしまう。 その間も神田の手は動き回り、下腹を伝ってズボンの中へと入り込む。 「ンッ、」 思わず身体をずらしてしまうが、それで神田の手が離れる筈もなく、神田の指が薄い陰毛に触れた。 「か、んだ・・・ッ」 すぐ傍からは肌を吸う音が聞こえ、見えない下半身からは神田の暖かい手が伝うのがわかる。 けれどやはり動きづらいのか、一度神田はズボンの中から手を出すと、ベルトとジッパーを解いて下着と共にズボンを太ももの辺りまで下ろした。 アレンも手伝うように腰をあげて下半身を露にすると、すぐに暖かい掌に包まれて途端に声が漏れる。 「ふぁッ、あ、ン、かん・・・ひっは、ア・・・!」 焦らさずに、神田はそのまま手を動かしだす。 湿っておらず、まださらさらとしたアレンの肌を傷付けないように揉むようにして動かしていると、徐々にそこが硬くなりだす。 くんにゃりと柔らかかったソコが腹を打つくらいに反り返ると、尿道から淫液が漏れ出してくる。 神田はその割れ目に指を這わせて更に強く刺激を与える。 「ひぃ、ア!・・・あぁ、ア、ン!!」 指先でスッと走ったような線をなぞられると、ビクリと強くアレンの身体が揺らいでまだ透明な淫液が漏れてくる。 それを亀頭へ塗りこめ、他の指は幹を上へ上へとまた次の淫液を促すように指を動かす。 「は、ン、ぅア・・・はぁッ・・・」 しゅ、しゅ、と手を動かす音だけが聞こえてきたそこからだんだんと湿った音が聞こえるようになる。 にゅちにゅちゃと言う音が恥ずかしくて、でもその快感を神田が引き出してくれているのかと思うと嬉しくなって笑みが漏れてしまう。 そしてそっと神田の背に回していた手を離すと、快感に震える手でそっと神田の性器にズボン越しに触れた。 「ッ、」 突然の刺激にひくりと身体が揺れてしまい、神田は少し身体を起こしてアレンと目をあわせる。 先程の泣き顔が嘘のようにアレンは笑みを浮かべており、ほんの少しだけ見とれてしまう。 「・・・アレン?」 「かんだ・・・」 神田の背に回している腕に力を込めて身体を少しだけ起こすと、神田の性器を掴む手をもぞりと動かしてジッパーを下げた。 「・・・僕も、神田を気持ちよくさせたいです・・・」 普段ならば、絶対に恥ずかしがってやれないだろうその態度。 気持ちよくさせたい、と言うのはアレンのその態度でわかるが、それが実際に行動にあわられたのは数少ない。 驚きが純粋な喜びにかわり、神田はアレンの性器を掴んでいる手を離した。 そしてアレンの中途半端になってしまっている身体を完全にベッドに落としてやると、身体を反転させて目の前にアレンの股間が来るようにする。 「・・・神田?」 「俺だって、お前のココ慣らさないといけねぇからな」 意味を図りかねているアレンの声に、神田はココ、とまだ固い蕾を指して言う。 神田の意図を知ったとアレンは顔を紅くさせながらも、上にある神田の性器を見つめて、その腰を掴んだ。 段々と近付いてくる、まだ柔らかい神田の性器。 「・・・・・・」 口を開いてそれを招きいれ、含んだ。 「、く・・・」 唾液を塗りこめるように舌を動かしていき、ちゅう、と吸う。 口淫は慣れていない為、神田がしてくれるものに比べると稚拙なものになってしまうが、それでも少しずつ神田自身は大きくなっていき、それが嬉しく思える。 神田も、アレンがフェラに熱中しているのを見ると、自分の目の前にある、自分のとは違い濡れて紅くなっているアレンの性器へと舌を伸ばした。 レロリと舐め上げ、一気に根元まで口に含む。 「あ、ァアんっ!」 暖かい感触に包まれ、大きく喘いで神田の性器から口を離してしまう。 かまわずに神田は舐め上げていき、わざと口の中に溜まった唾液をたらしていく。 「ひァ!・・・かァ!ん、ンあ・・・ふぁ・・・」 生暖かい感覚に背筋がぞわぞわとする。 神田は手を腰から太ももの裏を通し、その双丘の間を露にする。 「―――ァ・・・」 普段空気が触れないところにヒヤリとしたものがあたり、次いで神田の細長い指が触れた。 男に触られた時とは違い、身体が早くと求めている。 蕾がそれを求めているのは、実際に間近で収縮しているのを見ている神田が一番よくわかっており、すでに後腔まで滴っている唾液のぬめりを借りて中指をゆっくりと挿入しだす。 「はっ・・・あ、あ、あ・・・!」 アレンの呼吸に合わせて神田が指を挿れていく為、それほどの衝撃はアレンにはない。 けれど神田の性器を再び咥える余裕はなくて、せめてとばかりにアレンは震える手を伸ばす。 アレンのを咥え、弄っていることで神田も興奮しているのかそこは先程よりも勃ち上がっており、きゅっと握ると淫液が漏れてきた。 ぽたりと顔に落ちてくるそれを口を開けて受け止め、味わいながら喉の奥へと流していく。 「かんだ・・・か、アぁ・・・ひぅ」 「ッ、アレン・・・」 喘ぎの合間合間に呟いてくる名前に、神田もアレン自身から口を離して答えてやる。 胎内にはもう三本の指が入り込んでおり、入り口はふっくらと膨らんで快感を訴えている。 前立腺にはあえて触らずにほぐすことに専念していると、アレンが愛撫してくれている自身も段々と余裕がなくなってきた。 「・・・ッ」 そっと神田は腰を持ち上げると、それでもついてくるアレンの手をやんわりと引き離した。 残念そうに見てくるアレンとまた向かい合うと、またベタベタになってしまった唇とその周りを舐めていく。 「・・・イれるぞ」 移動している最中も抜かれなかった指が、ずるりと抜けた。 「―――んんッ」 ナカを探られる感覚にアレンはまた喘ぎ、それでも目をあわせてコクリと頷く。 「・・・かんだ・・・もっと、もっと神田をください・・・ッ」 揺らぐ腕を首と回し、足を大きく開いた。 濡れているシーツがその動きにニュチリと濡れた音をたてるが、二人は気付いた様子もなく荒い息でただ繋がることを求める。 片手でアレンの腰を掴み、もう片手で後腔を開いた。 は、は、とその刺激に早々にアレンは息を更に乱しだし、繋がる瞬間を見るように視線を下げている。 ニィッと神田は笑い、そっとその耳に吐息と一緒に声を流し込む。 「・・・全部、俺が忘れさせてやるよ・・・」 途端にぐっとアレンのナカへと神田が入ってきた。 「く、ア・・・・・・ん、ッん・・・ぁあ!」 指以上の大きなものが入ってきて、入り口が傷む。 挿入時のこの痛みは毎度のことながらも慣れることもなく、眉を寄せて痛みに耐える。 その後には真っ白になるくらいの快感が待っているのも知っている身体は、その痛みに簡単に耐えてしまうのだ。 亀頭が入ってしまえばあとはアレンが引き込むようにしてするすると入っていくその感触にふぅっと神田が息をはく。 「・・・相変わらず、お前は俺を引き込むのがうまいな」 まだ痛みが残っているのか、眉をしかめたままで口元に笑みを浮かべる。 くつりと神田も笑い、それから一気に腰を引いた。 「ひあぁぁあっ!!」 内臓を持っていかれそうな感覚。 思わず締め付けてしまうと、神田からも息を詰めるのが聞こえた。 けれど神田はそれに負けずに出した以上のものを押し込めるように勢いよくアレンの最奥へと叩きつける。 「ひゃ、ぁあッ、んああ・・・かぁ・・・んはぁ、ッ」 「・・・く、・・・ぁ・・・」 アレンも神田に合わせるようにして身体を上下しだす。 ふるふるとアレンの性器が宙を彷徨い、さきばしりで腹やシーツを汚していく。 神田はその様子に気付くと、性器を掴んで同じリズムで擦りだす。 「だ、め・・・かんだ、ァ・・・!い、く・・・イっちゃう、から・・・!」 「イけばいいじゃねぇか。駄目、なんて言った覚えはねぇぜ?」 実際、神田も限界に近かった。 それでもアレンより先に行くのはどこかプライドが邪魔し、更に促すようにして亀頭に爪を立てる。 アレンが首を振るとパラパラと汗も枕に散り、きらりと明かりを弾く。 「だめ・・・駄目、ッ・・・もっとぉ・・・ンは、神田を、感じて、たい・・・ッ」 その言葉に、神田はまたずくりと自身を大きくしてしまい、またアレンが喘ぐ。 意識もしていない殺し文句のようなアレンの一言は、時々本当に心臓に悪い。 「、安心・・・しろよ・・・一回でなんて終わらせねぇからよ・・・ッ」 「かっ――――んんっ」 神田の口がアレンの唇に重なった。 上からも下からも水音が響くが、それはもう羞恥ではなく快感しか呼んでくれない。 陰嚢はぱんぱんに膨れており、アレンの限界を見たのか神田が強く根元からシュッと性器を擦り上げた。 「はっ・・・っぁああぁぁあ――――――ッッ!!」 音がするくらいに勢いよく白濁とした液がアレンの尿道から出てきて、神田の手と自身の肌を白く濡らしている。 絶頂にアレンの身体がずりあがりそうになるが、神田はそれを抑えて今迄で一番強くアレンのナカに自身をうがった。 「――――く、ぅ・・・ッ」 叩きつけるようにして放ったそれは、自身では決して届かないところまでを濡らし、刺激を与える。 「ぁ、あ、・・・は、ぁン・・・ッ」 まだ一回目にも関わらず、大量に吐き出された神田の精液全てを受け止められなかったそこから、どぷりと音を立てて出てきた。 隙間が少しもないところを拡張され、アレンはまた喘いでしまう。 「ァ・・・もったいな・・・」 また可愛いことを言ってくるアレンの鼻頭にキスをして、ゆるく歯を立てる。 「・・・いくらでも、注いでやるっつってんだろ」 神田の言葉に、残念そうにしていたアレンがまた笑った。 だるさやいろいろなものが入り混じり、それは普段浮かべる可愛いだけのものではなく、淫猥さや艶かしさを含んでいる。 ・・・これの、こんな表情を見れるのは自分だけだ。 たとえアレンが他のものに快感を感じてしまったとしても、アレンのベクトルは快感に向いていない。 それならばやはり、感じているのは自分だけなのだ。 「・・・アレン・・・」 囁き、深く唇を合わせる。 「・・・お前は俺のものだ、アレン・・・」 神田のその独占欲丸出し名言葉に、アレンは嫌がるどころか嬉しそうに、笑った。 コメント 最近乙女チックなユウたんばっかり書いていたので、久々にかっこいい神田を☆・・・って思ってたら・・・どうなんでしょ・・・び、微妙(泣笑) そして久々に書いた神アレがエロって!しかも痴漢ネタって!! でもぶっちゃけ書いてて楽しかったです・・・エヘ。 ラビュも好きですが、やっぱり神アレも大好物です☆キラキラ〜! イーアールオーが妙に半端なので、またリベンジしたい!エロはむずいなぁ・・・! |