!! ご注意 !!
ディノ骸+ヒバツナです。
骸とツナが女体化してますので、
苦手な方はリターンしてください。
 





 おまけ


「…ちょっと…」
ついた途端に聞こえたのは、地を這うような雲雀の声だった。
「…跳ね馬のプライベートビーチ…じゃなかった?」
う、とディーノが言い訳もできずに言葉に詰まる。
隣で骸がくふくふ笑いを堪えている。
「…咬み殺す」
「わ、ちょ、ヒバリさん待ってー!!」
半袖のどこからトンファーを出したかわからないが、必死にツナが引き止める。
「恭弥!俺の話しを聞けって!」
「聞く必要も無いよ。嘘ついて。僕たちは貴方たち以外に群れがいないっていうから来たんだよ」
「…や、それはもちろん、わかってっけど…!」
「わかってるのにも関わらずこんな群ればっかの所に連れてきたってことは咬み殺されたいってことでしょ?…お望み通りにしてあげるよ」
明確な殺気を持ってディーノに襲い掛かろうとするのを、未だ笑いを堪え続けている骸が制した。
「まぁ落ち着いてください雲雀くん。綱吉くんも心配してるじゃありませんか」
言われてツナを見れば、必死に雲雀にしがみついて不安そうに瞳を潤ませている。
「……」
この顔に勝てない雲雀は、舌打ちと共に構えを解いた。
「…言い訳を聞いてあげる」
「面白いから僕が進路変更しました☆」
「…咬みッ殺す…!!」
ブリっ子で骸が言えば、プツンと細い雲雀の堪忍袋の尾が切れて、結局乱闘が始まった。


「あのパイナップル…!」
結局ディーノとツナに窘められて骸を咬み殺せなかった雲雀の怒りは爆発寸前だ。
「まぁそういうなって」
「貴方も貴方だよ。仮にもあいつと付き合ってるっていうのなら手綱くらいしっかり引いてなよね。年上なのに情けない」
容赦の無い言葉の刃がディーノを襲う。
だが言い返せない。全て真実だ。
「…にしても…カリカリしすぎだぞ」
「うるさい」
一蹴された。
群れが嫌いなのは知っているが、今は特段機嫌が悪いようだ。
(さっきまでそうでもなかったのにな)
…と言うよりも、そわそわ落ち着きが無い。
「?」
珍しい。いつもまっすぐに立ってるやつが。
ツナが傍にいないからだろうか。思っても、今話しかければまた泣いちゃうようなことを言われそうでやたらと口を開けない。
しかたなく無言で水着に着替えているツナと骸を待っていれば、今度はちらちらこちらに視線を寄越してくる。
「…ん?」
子供にするように促せば、気まずそうに、ぼそぼそ口を開く。
「…貴方は構わないの?」
「何が」
「………」
「ん?聞こえねぇって」
「…だから………」
「んー…?」
……あいつの水着姿、他のヤツに見せること。
「……あ―――……」
ヤケに機嫌が悪い原因がわかり、苦笑する。
やっぱりこいつも人の子だよな。不安になるなんて。
「…どうなのさ」
雲雀だって普段そんなことを人に聞かないから、かなり恥ずかしい。
ぶすくれれば、ディーノは複雑な顔をしながら頬をかく。
「…そりゃ、嫌さ」
「じゃあ何で連れてきたのさ」
「…………」
察して。とばかりの沈黙。要するの押し切られたのだ。
「本当、情けない」
はぁ、と溜め息をつく。
その時、向こう側がざわめいた。
特に男の視線が一様に同じ方向を見ており、ディーノと雲雀もつられてそちらに視線をやる。
『!!!!』
途端に師弟で固まった。
「あ、いたいた!ディーノ〜!雲雀くーん!」
二人の周りには言い寄る男が何人も。
慣れている骸はオールスルーで歩いているが、全然慣れていないツナは怖がって骸にぎゅうぎゅうしがみついている。
「つ、綱吉!」
「ひ、ひ、ヒバリさぁん!」
硬直を解くと、慌ててツナへと走っていく。
気付いたツナも、涙目で雲雀に抱きついた。
ついでに見蕩れていた二、三人を地面に沈める。
「大丈夫?」
「うう、怖かったです〜〜〜…」
「…もう大丈夫だよ…」
「おやおや。泣かないで下さい綱吉くん」
よしよしとツナの頭を撫でる骸の手を叩き落とす。
「…触るな」
「同性にも嫉妬ですか?醜いですねぇ」
「うるさいよこの元凶!!」
「しかたないじゃないですか。向こうが寄ってくるんですから」
ふん、と勝ち誇った声の骸。
シンプルな、ホルターネックの黒いビキニだが、逆にそれが白い骸の肌を際立たせている。
胸元とストラップ、そしてボトムのサイドにも共布の大きなリボンがついており、胸元のソレがバストの大きさに圧迫されていていやらしい。
「コレのどこがいいのか全くわからないね」
「綱吉くんしか眼中に無い男に言われても全然堪えはしないですよ」
二人がチクチク嫌味の応酬をしている間に落ち着いたのか、ようやくツナが顔を上げた。
途端雲雀の意識はそちらに移る。
「大丈夫?」
「はい…すみませんでした…」
「そう…じゃあ聞くけど」
「はい?」
「…その水着、何」
「あ」
バツが悪そうに視線を逸らす。
「僕、スクール水着でいいって言ったよね?」
「…オレも、そのつもり…だったんですけど…」
もじ、と恥ずかしそうなツナもまたセパレートタイプだったが、骸に比べると随分大人しいデザインだ。
ピンク地に白いドット。ストラップ部分と縁取りは白い布で、胸元の真ん中できゅっと布が寄っており、リボンのようになっている。
ボトムはボーイレッグ。ツナの痩せた肌を露出しすぎておらず、とても可愛らしい。
「まぁまぁ綱吉くんを怒らないで下さい」
「…もしかしてまたお前が元凶?」
「元凶とは失礼な。折角海に行くというのにスクール水着なんて色気も可愛げもないものを着ていくというから、綱吉くんに似合うのをプレゼントしてあげたんですよ」
「余計なことを…!」
男避けでスクール水着を着てくるようにとわざわざ言い含めたのに。
「何を言ってるんです。わざわざ綱吉くんの為にしたことですよ?」
「どの口が…!」
「…あのねぇ雲雀くん」
呆れたように骸が腰に手を当てる。
「学校ならまだしも、ここは海ですよ?カラフルな水着の中でただ一人スクール水着で居て見なさい。逆に注目を浴びるでしょうに」
「!」
「マニアックなやつほどスクール水着が大好きですし」
ハッと周囲を改めて見れば大半は骸に集中しているものの、ちょっと雰囲気が違うの男たちは鼻息荒くツナを見ている。
「そ・れ・に」
「わっ」
雲雀からツナを奪うと、頬をむにゅりとくっつける。
「なんと言っても、こっちの方が可愛いんでしょう?」
「…ッ」
改めてツナの水着姿を見て、頬を熱くする。
ツナは不安そうに雲雀を見つめている。…可愛い・可愛くないと言われれば
「…可愛いに決まってる…」
「…ヒバリさん…ッ」
嬉しそうにツナが笑う。
「…でも」
「わ、わわっ!」
寄って来たツナに、雲雀は来ていたシャツを羽織らせる。
大きい男のシャツを着て、ツナの水着はほとんど隠れてしまった。
「他のヤツにはやっぱり見せたくない」
あからさまな独占欲に骸は呆れるばかり。
ツナは、照れている雲雀を見て心ときめかせるのだった。
「…さて」
苦笑から一転呆れた顔になると、未だ固まっているディーノの方へと歩き出す。
「いつまで固まってるんですか」
「って!」
ペシンと頭をはたけば、ようやく我に返った。
「…む、む、骸…そそそ、その水着…!」
「ああ、かわいいでしょう?」
くるりとターン。
胸がたゆんと揺れ、ほとんど隠れていない背中を見てまた硬直しそうになる。
「…骸さん…確か俺と一緒に買い物行った時のって、別のじゃなかったかな?もっと派手な色の…」
強張った笑顔で聞けば、くふ、と笑ってブリっ子ポーズ。
「一着だけなんて言ってません☆」
「〜〜〜〜〜〜!!」
またやられた!
(あの時の二時間はいったい…!)
砂浜に崩れ落ちたくなる。
「それにこれ、おもしろいんですよー。ここのリボンも解けるんです」
「わー!わー!」
胸元のリボンを解こうとする骸の手を必死に止める。
「…下のリボンもで「す・ん・な!」」
来たばかりだと言うのにぐったりし、思わず溜め息が漏れる。
「もーお前は…どうしてそう俺のこと振り回すんだよー…」
「そんなつもりは…まぁありますけど」
肯定かよ。
ますます泣きたくなるところに、ずいっと骸が顔を近づけてくる。
身長差でどうしても見下ろしてしまうから、胸の谷間に思わず眼が行く。
「どんな些細なことでも反応してくれるのが、嬉しくて」
つい、調子に乗ってしまうんです。
鼻の先っちょに、リップ音を立ててキスを一つ。
「あの水着は、今度こそ二人っきりで行った時のお楽しみです」
ね。と諭して、ディーノの手を取る。
「さ!遊びますよー!!」
雲雀とツナはすでに二人きりでどこかへ行ってしまった。
はしゃぐ骸を見て、また丸め込まれたような気もするが。
(…ま、いっか…)
結局この一言で許してしまう。

暑い暑い夏が始まった。


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壱姫さんからリクエスト頂いた、「イチャイチャしてるディノにょ骸」でした。
ありがとうございますー!!
も、書いててものすごい楽しかったです(笑)
楽しすぎておまけができてしまうくらい☆

で、骸の水着で悩んで潮さんに相談したら素晴らしいもの描いてもらっちゃった…!
気になる方はスクロールプリーズ☆








僕をお持ち帰りなんてしないで下さいね?