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それは突然リボーンから告げられた。 「おめーら一緒に住んじまえ」 四人集められたかと思えば突然の爆弾投下。 普段あまり動じる事の少ない四人だが、揃って目を丸くした。 「どうしてそんな事を。納得できるような説明をしてほしいんだけど」 風は別として、孤高を好む三人からしてみれば、いくらリボーンの頼みだからと二つ返事で頷く訳にもいかない。 「理由か?んなもん特に理由はねぇ。俺が面白そうだからやるんだ」 いつもの喰えぬ笑みを浮かべてサラリ言い放つ。 「何だいそれは。納得すると思うかい?」 じろりアラウディが睨む。が、殺気を乗せてもリボーンは表情一つ動かさずアラウディを見つめ返す。 「しねぇだろうな。特に孤高の雲属性が揃っちゃ」 「わかってるじゃないか。自分がいかに愚かな事を言っているのか」 手錠を取り出し、一触即発のムードが漂う。 リボーンの間合いにまだ入っていない。 アラウディがこのまま攻撃しに飛びかかっても、リボーンはかわしてしまうだろうが、長期戦になれば雲雀も恭弥も黙って見守っているとは思えない。 「アラウディ、落ち着いて下さい。…リボーンはいつもこうなので、いちいち怒っていたら身が持ちませんよ」 穏やかな口調。 しかし発言はなかなかきつい。 リボーンからアラウディは眼を逸らさない。 「そういうけど、風はいきなり一緒に暮らせと言われて納得できるのかい?」 「え?」 うぅん、と視線を伏せる。 「…もともと私は日本では宿無しのようなものですし…まったくの他人と言う訳でもないのですから、かまいませんよ」 「………」 苦虫を噛んだような表情のアラウディに対して、リボーンはにやりと笑った。 「もちろんただでとは言わねぇ。ちゃんとオレがいいって言うまで四人で暮らせたなら、おめーらの望むものをくれてやる」 反応したのは恭弥と雲雀。 「…赤ん坊と全力で戦いたいって言ったら叶えてくれるのかい」 「ああ。いいぞ」 即頷く。 想定の範囲内だったのだろう。 しかしこれは二人にとって大チャンス。 何せリボーンときたらお遊びばかりで咬み殺しあいに本気になりやしない。 これはいい好機である。 「いいよ」 「僕も」 相手が似たような相手だ。 干渉は少ないだろうとの浅い決断である。 「僕にはメリットが見つからないな」 「んじゃ、ボンゴレではなくオレ…リボーン個人として集めた情報をくれてやるってーのはどうだ?」 今度はアラウディが反応した。 ミニパソコンに形状を変えたレオンのディスプレイには、アラウディですら見た事のない資料が映っていた。 「…いい餌を持ってるね」 「褒め言葉として受け取っておこう」 く、とアラウディが笑う。 良からぬ気配を感じたのか、レオンはアラウディから逃れるようにぴょんと手の中から飛び出してリボーンの元へと戻っていった。 「いいだろう。僕もこの条件、飲んでやる」 にやり。 悪い顔で笑うリボーンを風は苦笑して見ていた。 「んじゃ、契約終了だ。家はこっちで用意してやるからな」 「並中から遠くちゃヤだよ」 「あ、できるだけ商店街が近い所だと嬉しいです」 「和室、用意して」 「日の当たりと風通しのいいところ」 あれだけブーブー言ってたくせに、すぐスイッチを切り返す。 これにはリボーンも溜め息がでる。 「んなもん、テメーらでなんとかしろ」 一言、バッサリ切り捨てた。 かくして、リボーンの気まぐれから四人暮らしが始まったのだった。 以下、続きます |